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  • 2007.12.13 Thursday
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フットボール界で最も奇妙な指導者は?

MARCA氏がHP上で『フットボール界で最も奇妙な指導者は誰?』という投票を行なっています。

エントリーされている候補者は以下の12名。

・マヌエル・ルイス・デ・ロペラ(レアル・ベティス・バロンピエ前会長、スペイン)
・ピンタ・デ・コスタ(FCポルト会長、ポルトガル)
・ジジ・ベッカリ(ブカレスト会長、ルーマニア)
・シルヴィオ・ベルルスコーニ(ACミラン会長、イタリア)
・ロマン・アブラモビッチ(チェルシーオーナー、ロシア)
・マウリシオ・ザンパリーニ(パレルモ会長、イタリア)
・マウリシオ・マクリ(ボカ・ジュニオルス会長、アルゼンチン)
・エンリケ・ピナ(グラナダ74会長、スペイン)
・ディミトリー・ピーテルマン(アラベス会長、スペイン)
・セカ・ラスナトヴィッチ(オリビク・ベオグラード?、セルビア・モンテネグロ)
・ルシアーノ・モッジ(ユベントス前GM、イタリア)
・モハマド・アルファイド(フルハム会長、エジプト)

有名無名問わず、ファンの喜ぶことなら手段を選ばず、ライバルチームの会長への嫌がらせも数知れず、その行き過ぎた愛ゆえに時にファンから非難の標的にされる者。一国の首相時代、クラブの補強のために国家予算にまで手を出そうとした者。道楽同然で私財でクラブを経営し、100億超の赤字が出ても何食わぬ顔の者。監督のクビは自らのの機嫌次第の者。選手の移籍はとことん粘って相手先から金を引き出す、市長にも当選した者。1部リーグに昇格するクラブを買収してしまった2部Bの小クラブの会長。相手選手のゴールパフォーマンス(ロナウドのゴキブリポーズ)に激怒した挙げ句、呼び出し「ピエロ」呼ばわりした者。審判、協会を巻き込む八百長事件でイタリアサッカー界全体を揺るがし、クラブを2部に降格される憂き目にあった者。高級百貨店を経営する傍ら、政府と対立し、息子はダイアナ妃と共に死亡してしまった者・・・。

こうして見るとよく言えば個性的、悪く言えば問題児が勢ぞろい。我が愛するベティスからも当然アノ人がエントリー。マヌエル・ルイス・デ・ロペラ。ベティス=ロペラといっても過言ではないほど、有名であり、会長職は退いたとはいえ、クラブの株式の大半を所有、未だにベティスの顔。彼の毒気がそのまま魅力にもなっているので、心の底からは憎めない不思議な男。

そんな中唯一知らないのが、セカ・ラスナトヴィッチ。誰なんでしょうか?写真を見る限りではセクシー女優にしか見えないんですけど。

さあ、果たして栄冠は誰の手に?

幸せいっぱいのロナウド、まだまだ腐りません

ACミランに移籍してからというもの、試合でも結果を残し、新恋人もでき、ベルルスコーニ会長の鶴の一声にも気軽に応じあっさり髪を伸ばすなど、すっかり生き生きしているロナウド。

そんな彼は饒舌にもなったらしく、レアル・マドリーが愛して止まないカカーについて語ってくれました。

「そうだねぇ。僕が思うにカカーがマドリーに行くなんてこと信じられないね。リッキー(カカーの愛称)には誰の助言も必要ないよ。だって、彼は今所属しているクラブ、ACミランが世界で一番優れたクラブで、ミランは彼が望むもの全てを与えてくれると知っているからね。数日前、ちょうどニューヨークで彼と夕食を共にしたんだよ。その時はとりたててマドリーからのオファーについて語らなかったけど、彼は僕に『ミランに忠誠を誓うつもりだ』と言ったよ」

たしかロナウドはマドリーに来た時、絶賛してましたよね。それが今や「ミランこそ世界最高!」。この世界は舌も渇かぬうちに180℃違うことを言って、それがまかりとおる世界ですからね。

さらに事実上、マドリーを離れるきっかけとなったカペッロ氏についても語っています。
「人間として信用できない人。数日後には前に言ったことと逆の事を言うんだよ」

皮肉たっぷりなところをみると、未だにお嫌いなようで。

自身については「僕はいつだってモチベーションを維持しているんだ。刺激を感じられなくなったとき、そのときがフットボールをやめるときだ」と、まだまだ第1線から退くつもりはない様子。

昨シーズン、セビージャとの試合で見た生のロナウドは太っているというより、格闘家のような肉体で驚くほど運動量が少なく、ずっとムスッとしており、カペッロ氏の指示を聞こうともしていなかった。

しかし、ACミランに移籍した後は満面の笑みの彼ばっかり目にしてきた。このインタビューもきっと、あのマドリーでのいかにも楽しくなさそうだった記者会見とは、全く違うロナウドだったのだろう。

F・トーレス移籍に対するスペイン人の反応

F・トーレスのリヴァプール移籍が決まった。移籍金は3600万ユーロ(約59億9200万円)、F・トーレスの実力に見合った額かどうかは人それぞれだろうが、市場価格よりも高い印象はある。いきなり新生リヴァプール(潤沢な資金力を持ったオーナーが就任したこと)らしさを発揮したということだろうか。

さて、MARCA紙のHP上では早速、『F・トーレスの移籍は是か非か?』というアンケートが実施されている。

現在の結果は・・・『是』が圧倒的。

「トーレスの才能に議論の余地はない。頭もよく、テクニックもポテンシャルもエリア内での動きの質も素晴らしい」
「今回は正しい決断だ。俺たちは何年もヨーロッパの舞台に立てなかった。奴はそれを実現したんだ」
「俺はマドリディスタだけど、今回は良かったと思うよ。トーレスは素晴らしい才能を持っているけれど、チームだけは一人で引っ張ることができなかったわけだし。個人的にはイタリアかスペインのクラブに行くと思っていたけどね」
「トーレスは環境を変え、新鮮な空気が必要だったんだ」
「賛成だ。リヴァプールのファンはきっとニーニョ(F・トーレスの愛称)に夢中にあんるだろうよ。それにベニテスも下でプレーできるし、移籍金も高額。幸運を祈るよ!」

といったような意見が多く見受けられる。賛成の理由の多くは「トーレスの才能」に起因している。

一方、否定的な意見は「行くな!トーレス!おまえはずっとアトレティコの象徴だったじゃないか!これから先もずっと共に戦い続けると思っていたのに!リヴァプールがここよりいいわけないじゃないか!リヴァプールにとってはCLのためにも追い風かもしれないが、これだけは言わせてくれ!行くな!トーレス!お前を忘れたりしねぇよ!俺たちはずっとおまえを愛してる」
「もうずっと涙に暮れているよ。奇跡が起こってこの話がなくなることを祈っている」とアトレティコのファンたちの感情論がほとんど全て。

是も非も基本的にはF・トーレスの成功と幸運を祈っている様子。

スペインからの、しかもスペイン人の人材流出は素直に喜べないけれど、ファンが言うように「イングランドに行って一皮向けて、スペイン代表のリーダーになってくれる」ことを祈りたい。



マドリー会長、クラブの未来を語る。

「レアル・マドリーはまだどの監督とも契約を結んでいない。シュスターにも1円たりとも払っていない」

レアル・マドリー会長ラモン・カルデロンは3日、COE(スペイン・オリンピック委員会)後にレアル・マドリーが抱える様々な関心事の現状について語った。

まず新監督人事については、次期監督として噂されているヘタフェのシュスター監督については「シュスターにはまだ1円たりとも支払っていない」と仮契約の可能性を否定。しかし、MARCA紙は「おそらくシュスターはもうヘタフェとの契約はない」とのカルデロン会長の発言を紹介している一方、as紙は「シュスターはまだヘタフェと契約している」と紹介。両紙はそうした上で、カルデロン会長の「我々は自由の身にある他の監督と話し合いを持つつもりである。リーガ・エスパニョーラだけでなく、他国リーグも含めてね」という発言を紹介している。

さらに「まだシーズン開幕まで時間はあるのだから、我々は何も急いではいない」と余裕の姿勢を見せた。

また新戦力については既に獲得が決まっているクリストフ・メッツェルダーに関しては「来週の金曜日にはマドリーにやってきて、皆さんにお披露目できるだろう」とし、獲得の噂のあるもう一人のDFクリスティアン・キブーについては「おそらくミヤトビッチ(チームダイレクター)はローマにいたはずだが、なにひとつ具体的な話はなかったと悲観的な見解を述べたものの、「この事柄について選手とは順調にいっている」と話し、キブー本人とは合意していることを匂わせた。一方で「これ以上、金額のことは話したくないように見える」とASローマについて発言した。

さらに選挙公約にも掲げ、ご執心のカカーについては「簡単でないことは理解しているが、まだ匙は投げていない」とまだまだしつこくねちっこく狙い続ける模様。

最後に怒涛のようなFCバルセロナの補強攻勢に関しては「彼らが積極的に補強するのは当然だよ。だって我々はチャンピオンであり、そのことは補強の面でも有利に働くわけだしね。バルサが素晴らしい選手達と契約したね。このことはリーガをより強いものにし、競争力を高めるだろう」と余裕の姿勢を見せた。

おそらくカルデロンが煙に巻いたいくつかのことは、もう決まっているだろう。

レアル・マドリーが追求する理想とは「なによりもスペクタクルなサッカー」だという。
カルデロン会長は、優勝してもカペッロのサッカーでは満足できなかったようだ。

彼は極上のスペクタクルと最大の混乱と怒りが、天国と地獄が同居した銀河系の復活を望んでいるのだろうか。少なくとも彼にとって“勝利より大事なもの”ことは確実だろう。

F・トーレスがアトレティコを去ることの有益性

MARCA紙によるとアトレティコ・マドリーのFWフェルナンド・トーレスのリヴァプール移籍が合意間近であるという。F・トーレスはヴァケーションのためポリネシアに滞在していたが、アトレティコ・マドリーとリヴァプール移籍の詳細を詰めるため、中断してマドリーに戻ったという。

既にリヴァプールはルイス・ガルシアをアトレティコ・マドリーに復帰させている。

フォルラン獲得もF・トーレス移籍の布石だったのではないかとさえ思えてくるし、おそらくそうだったのだろう。しかし、昨シーズンは全くこの移籍を匂わすような雰囲気はなかった。それがシーズン終了後に突如、降って沸いたように移籍話が浮上した。トーレス本人も「アトレティコ残留」を明言していたほどだ。

しかし、アトレティコ・マドリーはF・トーレスの悲願であり、最低条件としていたUEFAカップのストレートインでの出場権を逃した。結局のところ、これが一番の決め手だったのではないだろうかと推測する。

まだ移籍は成立していないのに、移籍後の話をするのは尚早だろうが、F・トーレスは果たしてプレミア・リーグで活躍できるのだろうか。

彼はよく倒れる。よくファウルをもらおうとする。好不調の波が激しい、いわば気分屋だ。しかも点取り屋のイメージは薄い。そんな彼のプレースタイルはイングランド人の嗜好に合うのだろうか。

計算のできる働きを期待できるフォルランとルイス・ガルシアを獲得できたアトレティコ・マドリー。それがカンテラ育ちでアトレティコ・マドリーの象徴であったF・トーレス放出のおかげだとするならば、マイナスではないし、むしろ総合的に判断すればプラスなのではないだろうか。

MARCA紙の読者コメント欄は象徴との別れを嘆くものよりも、フォルランやルイス・ガルシアらと契約を結んだことを喜ぶ声が多いのも、そのことを表す良い証拠なのではないだろうか。

カペッロ監督解任の真相〜優勝セレモニー〜後編

2階バルコニーからのトロフィーのお披露目は20分程度で終了。印象的だったのはファン・ニステルローイ。スペインにやってきて約11ヶ月、自分のスペイン語にまだまだ自信がないのか、マイクをチームメイトに渡されると照れに照れまくる。レジェスやセルヒオ・ラモスに煽てられて、やっとマイクを握った彼は「え〜っと・・・ありがとう!!マドリー、カンペオン!え〜っと・・・ピチーチ!ピチーチ!(得点王のこと)」と叫んだ。チームメイトは爆笑。ファンは微笑みながら拍手喝さい。

勝利したものは何をしても許され、受け入れられる。

カップ

選手達は1階に降り、玄関前に待機しているチームバスに乗って次のセレモニー会場へ向う。

チームバスとトロフィ

トロフィはチームバスの一番先頭に鎮座させられる。バスは通りをゆっくり進む。その後ろ、歩行者天国となった道路をファンが追う。

マドリディスタ

マドリディスタ

マドリディスタ

黄色い歓声を上げながら追いかける女の子、野太い声で歌い歩く男たち、家族連れ、おじいさん、おばあさん・・・やはりマドリーにとって最も価値があり重要なものは勝利なのではないだろうか。

そう考えれば、カペッロ監督はこれ以上ない仕事をした。しかし、ミヤトビッチはカペッロをして「理想実現には不適切」と断じた。

翌日、バラハス空港へ向うタクシーの車中、運転手はサッカーはあんまり興味はないと断りを入れつつ、こう言った。

「マドリーはただ優勝しただけだよ。最終節なんか見たかい?退屈この上なかったね。今シーズンはず〜っとあんなんばっかし。見ていてつまらないサッカーなんて面白くもなんともないよ」と。

さらにもうひとりのマドリディスタの友人は「優勝は嬉しいけど、カペッロは大嫌いだね!あんな見ていて眠くなる試合なんか望んじゃいないんだって!!」

カペッロ監督は10年前同様、またしてもファンから退屈者の烙印を押されてマドリーをさったのだろうか。

マドリーが追求する理想の姿、それはマドリディスタたちを満足させることだとするならば、カペッロは不適切な人物というのももっともだ。



ファビオ・カペッロ解任の真実〜中編〜

現地時間18日、午後6時30分マドリーにあるPuerta del sol(プエルタ・デル・ソル、太陽の門)の地下鉄の駅から地上への階段を上がると、随分な賑わいを見せていた。

人だかりの先に見えるのは自治政府庁舎。赤い横断幕が掲げられ『Campeons』の文字。ちょうど今からレアル・マドリーの優勝セレモニーが行なわれようとしていた。

優勝セレモニー

時間の経過と共に人だかりは膨れ上がり、その多くはマドリーのチームカラーである白を身に纏っているのだが、驚かされるのはその国際色の豊かさ。スペイン人はもちろん、ヨーロッパ、中南米、アフリカ、アジアと、それこそ人種の坩堝状態。飛び交う言語も多種多様。

アナウンスがあり、選手及びクラブ関係者にマドリー市長からメダルの授与式が行なわれる。

ラウール

一人一人名前を呼ばれるのだが、その中には既にベッカムとロベルト・カルロスの名前はない。さらになぜかカッサーノも呼ばれなかった。歓声トップはラウールとグティ。次点でカシージャスとファン・二ステルローイか。因みに黄色い声援トップはダントツでセルヒオ・ラモス。

勿論、ファビオ・カペッロ監督の名前もコールされる。ブーイングはない。むしろ大歓声。そして「カペッロ残ってくれ!」の合唱すらも聞こえた。

メダルの授与式が終わると、次は2階のバルコニーから選手達がトロフィーを掲げ、ファンへの挨拶へ。その間10数分、スピーカーがノンストップでがなり立てるのはQueenの“WE ARE THE CHAMPION”。

マドリディスタ

容赦なく照りつける太陽の下、マドリディスタたちはひたすらバルコニーから掲げられる成功の証を待ち続ける。

マドリディスタ

お出まし。ラウールとグティによって運ばれたトロフィーが姿を現す。

ラウールとグティとトロフィ

歓声と無数のカメラが向けられる。

セレモニー

昨夜は大いにはしゃいだのだろう。かすれた声でラウールが叫ぶ。「本当に本当にありがとう。これは世界で一番素晴らしいあなたたちのものだ。マドリー、カンペオ〜ネ!カンペオ〜ネ!オ〜レオ〜レオ〜レ〜!」マドリディスタたちも続く。

さらに彼らは「エトーのくそったれ!カンペオンはここにある!!」と大合唱。1年前、FCバルセロナが優勝した際、セレモニーでエトーは「マドリーのくそったれ!カンペオンはここにある!」とそう叫んだことを彼らは未だに忘れていない。

これにはさすがにラウールも苦笑するしかなかった。その後、カシージャス、カンナバーロ、レジェス、ファン・ニステルローイがマイクを握り、喜びと感謝を述べた。

セレモニー

セレモニー

セレモニー

優勝セレモニーはまだまだ終わらない。

つづく

ファビオ・カペッロ解任〜その真実とは〜前編

レアル・マドリーは28日ファビオ・カペッロ監督との契約を延長しない旨をダイレクターであるぺドハ・ミヤトビッチが発表した。

解任の理由は「マドリーが追い求める理想像を実現するのに適切な人物ではないため」。カペッロ監督の進退については今シーズン、それこそ恒例行事のようにスペインでは報道され、議論されていた。2006年中はひたすら解任、解任、解任・・・。そしてマドリーが快進撃を始めたそうベッカムが復帰し、勝利を得たアスレティック・ビルバオ戦以降もマドリーを賞賛するニュースが増え、カペッロ監督の手腕を評価するものになったものの、続投を望むようなものはほとんど見受けられなかった。

カルデロン会長はカペッロ監督の進退についてシーズン中、そして優勝後もずっとお茶を濁し続けた。その一方で各種スポーツ紙はシュスター現ヘタフェ監督が次期マドリー監督候補であることを半ば既成事実のように報じ続けていた。マドリー優勝から2日後のas紙はトップで“シュスター流マドリーの作り方”なる記事を掲載したほどだ。シュスター監督本人もやたらとマドリーの補強戦略にコメントし、また「自分の中ではマドリーのチームの形は出来上がっているし、その準備もできている」と発言していたほど。

つまり、いつからというのは断言できないが、シーズン中にリーガの獲得如何に係わらず、カペッロ監督の解任そしてシュスター就任の話はマドリーのフロント内では決定していたのだろう。

カペッロ監督は優勝後「私の中で采は投げられた。あとはフロント次第。ただ、私はここで仕事を続けたいがね」と、自身の将来について語り、さらに「7月20日のマドリー行きの航空券は既に予約したよ。21日からキャンプが始まるんだから」とも言っていた。

しかし、カペッロ監督の望みは叶わなかった。ちょうど10年前、カペッロ監督がマドリーを初めて率いた時もリーガを制しながら、彼の実践するサッカーがあまりにもリアリスティックでつまらないとの批判をファンから受けて1年で去った。

今シーズン、カルデロン会長は「リーガ制覇」という至上命令の下にカペッロ監督を招聘した。カペッロ監督はそれを実現させたものの、またしても1年で解任された。「マドリーの追求する理想像に不適切である」という理由で。

果たしてマドリーの追求する理想像とはなんなのか?

そのヒントは優勝の翌日に行なわれた優勝セレモニーの中に隠されていたように思う。

優勝セレモニー

つづく



レアル・マドリー優勝セレモニーの様子

レアル・マドリーが通算30回目のリーガ制覇を飾った17日の夜、テレビから映されるサンチャゴ・ベルナベウからは4年間、鬱積したものの爆発と、その爆発への用意周到さが滲み出ていた。それはまるで優勝を微塵も疑わないほど。なんの意味があるのか解らない空中ブランコ状態の女性の演技はその良い例。

優勝の瞬間

分かりにくいが優勝決定後のサンチャゴ・ベルナベウでのセレモニー。

シベレス広場

こちらはマドリーが優勝すると必ずここでマドリディスタたちと喜びを分かち合う恒例のシベレス広場。試合終了後から約3時間後、主役たちは到着するのだが、もちろん優勝が決まった瞬間から多くの人が集まっていました。

試合の方はマドリー戦、バルセロナ戦、セビージャ戦の3元中継だったため、詳細は見られていないので、優勝決定翌日のMARCA紙を紹介します。

マドリー優勝翌日のMARCA紙

『奇跡生成工場』のタイトルが踊り、論調は「難しく辛いシーズンだったが、終わりよければ全てよし」といったところ。

マドリー優勝翌日のMARCA紙

この優勝の主役はある種、ベッカムでしょう。中継するカメラはしきりにベッカムを抜いていて、さらにスタンドには「ロベルト(カルロス)&デイヴィッド(ベッカム)君達は、いつでもここに戻ってこられるし、我々は歓迎する」と今シーズンでマドリーを退団する2人に対してこのような横断幕も掲げられていました。

マドリー優勝翌日のMARCA紙

優勝が決まるとマドリーの選手達とカペッロ監督は背中に“ESPERANZA(希望)30”、胸には新スポンサーのbwin.comの文字が入った来シーズン用のユニフォームを見に纏って至福の時を味わっていました。

マドリー優勝翌日のMARCA紙

優勝決定戦で2ゴールを決め、マドリーに優勝をもたらしたレジェス。しかし、今シーズンの彼は決して満足のいく働きをしたとはいえません。早速、翌日のas紙は『レジェスは来シ−ズンもマドリーの一員か否か?」の論評が掲載されていたのも納得。全てはカペッロ監督の進退及び、高額の移籍金次第だとは思うのですが。

マドリー優勝翌日のMARCA紙

『マドリー天に昇る』

マドリー優勝翌日のMARCA紙

各選手のコメントも掲載。

「僕たちは長い間勝てない最悪な時期があった・・・」(byカシージャス)
「このタイトルはグループの結束の賜物。そして、ファンの皆に捧げる」(byラウール)

マドリー優勝翌日のMARCA紙

そして、早くもこのような記念商品も発売される様です。

この日のMARCA紙はマドリーへの祝福でいっぱい。以下に紹介する記事もそのなかのひとつなのですが、どうにも違和感が。

浮いている3人

ビクトリア・ベッカム夫人とベッカムの親友“らしい”トム・クルーズとその妻ケイティ・ホームズ(ですよね?)。彼らずっとサングラスかけてました。バレバレなのに。夜の23時なのに。なんのために??ビクトリア・ベッカム夫人は最後まで微笑みも見せず。

マドリー優勝翌日のMARCA紙

ナスティックに快勝するも優勝を逃したFCバルセロナには『良い時間だった』と余裕たっぷりの慰め記事。

そのバルサ、来シーズンに向けてティエリ・アンリとヤヤトゥーレを合計約60億円で獲得しました。残るはリヨンのアビダルとマドリーと争っているASローマのキヴーでしょうか。

訪れる者もいれば去る者もいるもの。モッタには戦力外通告がなされ、ファンブロンクフォルストはたった今スペインのラジオ番組で今日にもフェイエノールトと契約とのニュースが流れました。キヴーも獲得すれば、マルケスも放出される方向のようです。

そしてエトー。当初、アンリの獲得条件としてアーセナルにはエトーを差し出していたところを見ると、バルサ首脳陣はエトーに見切りをつけたとみて、ほぼ間違いないのではないでしょうか。第一、メッシ、ロナウジーニョ、アンリ、エトーの4人を問題なく起用していくことはシステムを変えない限り不可能。しかし、それは昨シーズン、シェフチェンコの加入でシステムを変えざるをえなかったチェルシーの二の枚。果たしてチェルシーは失敗しました。

あの移籍はモウリーニョの希望ではなく、フロント主導によって行なわれました。今回のアンリ獲得に関してはライカールト監督の意見は反映されたのでしょうか。もしも、ライカールト監督の意向ならば、エトーはなおのこと移籍が現実味を帯びてきます。もしもフロント主導のものだったならば・・・。


セビージャ、101年目の輝き

23日に行なわれた国王杯においてヘタフェを下し、優勝を飾ったセビージャはファン・デ・ラモス監督、デル・ニード会長、モンチGMらがコメント。以下はその抜粋。

ファン・デ・ラモス監督“シーズンのフィナーレとして最高の形であり、我々はタイトルにふさわしい”
「主審の判定についてシュスター(ヘタフェ監督)が異議を呈しているが、同調できないね。主審はよい働きをしたと思うし、ヘタフェはライバルに値するが。グイサが決定機を逃したシーンも、誤審でもなく、ヘタフェのチームとしてのミスだと思うよ。この結果は主審によってもたらされたものではない。そもそも、勝利したクラブの監督が主審に感謝の意を述べるなんて私は聞いたことがない」と、ヘタフェを称えつつも、シュスター監督の発言については苦言を呈している。

「先制点はとても重要なものだった。というのも、こういった試合は最小得点で勝負が決する。チームというものは労を惜しまず、動き続けなければならない。その結果セビージャはゲームをコントロールしたわけだから、我々は勝者にふさわしいよ」

「セビジスタたちは常に試合に熱気をもたらしてくれた。そんな彼らを目にするのは、素晴らしいし、彼らが幸せに満たされているその姿を見るのは、エモーショナルだね」

今シーズンのセビージャの躍進はセビジスタを満足させるに十分なものであった。満たされているファンは、それ以上の満足を求め、クラブに惜しみない愛を捧げる。これ以上の相思相愛の関係はないだろう。

さらにシーズン後の進退が取りざたされているFWフレデリック・カヌーテに関しては「私は彼が来シーズンもセビージャに留まることを願っているよ。既に今かららいシーズンに向けての準備は始まっている。その計画の中に彼は当然含まれている」とコメント。

そのカヌーテは25日、来季のプレミア・リーグへの移籍問題について「私は一度もセビージャを出て行きたいなどと言ったことはない」と、マスコミを賑わせている報道についてコメント。

最後にファン・デ・ラモス監督は自身の進退について「今はこの喜びを満喫したい」と言及することはなかった。

またデル・ニード会長は「我々以上に優れているクラブは存在しない」と自信に満ち溢れたコメントを発し、2012年までの契約を延長したモンチGMは「このセビージャというクラブのために仕事を続けられることは幸せだ」と満足げ。

今シーズンのセビージャはタイトルの可能性があった4つのうち3つ(スーパーカップ、UEFAカップ、国王杯)を獲得と、101年めにして、間違いなく最高のシーズンを送った。
とはいえ、セビージャは決してビッグクラブではない。自前で選手を育て高く売る、いわば中小クラブ。既に各国ビッグクラブから選手達へのオファーが届いている。

勿論、首脳陣も今シーズンと同じ戦力が維持できるとは考えてはいないだろう。それでも、是が非でも手元に留めておきたい戦力はあるだろう。

個人的見解としてもっとも手放してはならないのは、カフーの後継者の呼び声高いダニエウ・アウベスでも抜群の安定感を誇るカヌーテでもマドリーから狙われているプエルタでもなく、ファン・デ・ラモス監督ではないだろうか。

さて、来シーズンのセビージャの姿はいかに。