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  • 2007.12.13 Thursday
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F・トーレスがアトレティコを去ることの有益性

MARCA紙によるとアトレティコ・マドリーのFWフェルナンド・トーレスのリヴァプール移籍が合意間近であるという。F・トーレスはヴァケーションのためポリネシアに滞在していたが、アトレティコ・マドリーとリヴァプール移籍の詳細を詰めるため、中断してマドリーに戻ったという。

既にリヴァプールはルイス・ガルシアをアトレティコ・マドリーに復帰させている。

フォルラン獲得もF・トーレス移籍の布石だったのではないかとさえ思えてくるし、おそらくそうだったのだろう。しかし、昨シーズンは全くこの移籍を匂わすような雰囲気はなかった。それがシーズン終了後に突如、降って沸いたように移籍話が浮上した。トーレス本人も「アトレティコ残留」を明言していたほどだ。

しかし、アトレティコ・マドリーはF・トーレスの悲願であり、最低条件としていたUEFAカップのストレートインでの出場権を逃した。結局のところ、これが一番の決め手だったのではないだろうかと推測する。

まだ移籍は成立していないのに、移籍後の話をするのは尚早だろうが、F・トーレスは果たしてプレミア・リーグで活躍できるのだろうか。

彼はよく倒れる。よくファウルをもらおうとする。好不調の波が激しい、いわば気分屋だ。しかも点取り屋のイメージは薄い。そんな彼のプレースタイルはイングランド人の嗜好に合うのだろうか。

計算のできる働きを期待できるフォルランとルイス・ガルシアを獲得できたアトレティコ・マドリー。それがカンテラ育ちでアトレティコ・マドリーの象徴であったF・トーレス放出のおかげだとするならば、マイナスではないし、むしろ総合的に判断すればプラスなのではないだろうか。

MARCA紙の読者コメント欄は象徴との別れを嘆くものよりも、フォルランやルイス・ガルシアらと契約を結んだことを喜ぶ声が多いのも、そのことを表す良い証拠なのではないだろうか。

セビージャ、101年目の輝き

23日に行なわれた国王杯においてヘタフェを下し、優勝を飾ったセビージャはファン・デ・ラモス監督、デル・ニード会長、モンチGMらがコメント。以下はその抜粋。

ファン・デ・ラモス監督“シーズンのフィナーレとして最高の形であり、我々はタイトルにふさわしい”
「主審の判定についてシュスター(ヘタフェ監督)が異議を呈しているが、同調できないね。主審はよい働きをしたと思うし、ヘタフェはライバルに値するが。グイサが決定機を逃したシーンも、誤審でもなく、ヘタフェのチームとしてのミスだと思うよ。この結果は主審によってもたらされたものではない。そもそも、勝利したクラブの監督が主審に感謝の意を述べるなんて私は聞いたことがない」と、ヘタフェを称えつつも、シュスター監督の発言については苦言を呈している。

「先制点はとても重要なものだった。というのも、こういった試合は最小得点で勝負が決する。チームというものは労を惜しまず、動き続けなければならない。その結果セビージャはゲームをコントロールしたわけだから、我々は勝者にふさわしいよ」

「セビジスタたちは常に試合に熱気をもたらしてくれた。そんな彼らを目にするのは、素晴らしいし、彼らが幸せに満たされているその姿を見るのは、エモーショナルだね」

今シーズンのセビージャの躍進はセビジスタを満足させるに十分なものであった。満たされているファンは、それ以上の満足を求め、クラブに惜しみない愛を捧げる。これ以上の相思相愛の関係はないだろう。

さらにシーズン後の進退が取りざたされているFWフレデリック・カヌーテに関しては「私は彼が来シーズンもセビージャに留まることを願っているよ。既に今かららいシーズンに向けての準備は始まっている。その計画の中に彼は当然含まれている」とコメント。

そのカヌーテは25日、来季のプレミア・リーグへの移籍問題について「私は一度もセビージャを出て行きたいなどと言ったことはない」と、マスコミを賑わせている報道についてコメント。

最後にファン・デ・ラモス監督は自身の進退について「今はこの喜びを満喫したい」と言及することはなかった。

またデル・ニード会長は「我々以上に優れているクラブは存在しない」と自信に満ち溢れたコメントを発し、2012年までの契約を延長したモンチGMは「このセビージャというクラブのために仕事を続けられることは幸せだ」と満足げ。

今シーズンのセビージャはタイトルの可能性があった4つのうち3つ(スーパーカップ、UEFAカップ、国王杯)を獲得と、101年めにして、間違いなく最高のシーズンを送った。
とはいえ、セビージャは決してビッグクラブではない。自前で選手を育て高く売る、いわば中小クラブ。既に各国ビッグクラブから選手達へのオファーが届いている。

勿論、首脳陣も今シーズンと同じ戦力が維持できるとは考えてはいないだろう。それでも、是が非でも手元に留めておきたい戦力はあるだろう。

個人的見解としてもっとも手放してはならないのは、カフーの後継者の呼び声高いダニエウ・アウベスでも抜群の安定感を誇るカヌーテでもマドリーから狙われているプエルタでもなく、ファン・デ・ラモス監督ではないだろうか。

さて、来シーズンのセビージャの姿はいかに。

ベッカムが語ったレアル・マドリー最後の記者会見

ベッカムがレアル・マドリーの選手としては最後の定例記者会見に臨んだ。

彼は「この4年間で6人の監督と数多くの選手達、3人の会長、それに4回の引越し・・・本当に色々あった。だけど、このクラブに尊敬の念を抱いているし、敬意を表しているよ。このクラブに問題なんてなかったよ。だってこのクラブの紋章に愛情があるし、マドリーの白いユニフォームを着れたことはものすごい栄誉だからね」と1割のスペイン語と9割の英語でマドリーへの想いを語った。

「一番の思い出といえば、初めてここマドリーに来て、そしてレアル・マドリーとの契約書にサインした日。日曜日に勝利を勝ち取って、この思い出が塗り替えられることを祈っているよ」

「唯一、残念だったこと。それはピッチの外にいたとき。僕がピッチに立てば、ファンはファンタスティックで余計なものはなかった。スペインに来る前、サンチャゴ・ベルナベウのファンは徹底的に選手達に多くのことを要求すると思っていた。でも、今は彼らからの愛を感じるよ。というのも、僕は彼らの期待に応えてきたし、そのことが誇りなんだ。マドリディスタは尊敬に値するよ」

「本当に悲しいよ。でも、自分が下した決断は遂行しないといけない。マドリーを出て行くことに変わりはないよ。僕は新しい将来と、成功を収め、フットボールではなく、新しいレベルの“サッカー”を望んでいるんだ。僕の決断に対して多くの人が色々な意見を持っているだろうけど、僕はまだフットボールと共に生き、100%フットボールに捧げたい」

「たしかに今シーズンの僕は困難な時を過ごしたこともあった。トレーニングにも試合にも参加させてもらえなかった。でも、僕はプレーすること、世界で最も素晴らしいサンチャゴ・ベルナベウに全てを捧げてきたんだ」

「できることならもう一度ここでの4年間を再びと願うよ。だけど、最後にリーガを勝ち取って、ここを去りたい。クラブに同僚に会長達に感謝を述べたい。特にキャプテンのラウール、彼はクラブの光だったし、象徴だった。そのリーダーシップには賞賛に値し、決して忘れることはできないね」

「本当にありがとう。そして、さようなら」

なんだか書いていて泣けてきた。非常にベッカムの人柄を表した実に素直な会見であった。彼はその私生活や容姿など派手なパブリック・イメージが先行しがちだが、これまでのインタビューなどを読むと、本当に純心無垢な青年だということがよくわかる。まあ、だからこそ、ベッカム以上にスペイン語がほとんど喋れない(喋ろうとしない)妻のビクトリア夫人にいいように振り回されているのだけれど。

リーガ・エスパニョーラ最終節となる日曜日の試合には「大きな悲しみとモチベーションを持って臨む」と語ったベッカム。今年の1月には会長、そしてカペッロ監督からあからさまに糾弾されたが、今では会長はベッカムの慰留に奔走し、カペッロ監督が「我々はベッカムに対して過ちを犯してしまった」とまで言わしめた。果たして、彼の4年間の物語はハッピーエンドで終わるのだろうか。

最後に4年間をスペインの地で過ごしながら、結局、本当に片言のスペイン語しか喋れず、最後の記者会見も英語だったところに、一番ベッカムのアメリカ行きに説得力があったように思う。

マドリー、バルサ、セヴィージャ〜悲喜こもごもの優勝争い、結末は最終節へ〜

『ありがとう!タムード!』

as

レアル・マドリー(以下マドリー)、FCバルセロナ〈以下バルサ)、セヴィージャ、優勝争いを繰り広げる3チームの試合が9日(土)に同時刻開催されたリーガ・エスパニョーラ第37節から一夜明けた10日のas紙の一面にはそう文字が躍った。

首位に立っているマドリーは88分のファン・ニステルローイのゴールでサラゴサと引き分けた。

as04

ちょうど、その同点ゴールが決まったとき、カンプ・ノウでは2位のバルサがメッシの明らかなハンドだったゴールを含む2ゴールでエスパニョールからリードを奪っている状態。

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そして優勝の可能性は低いとはいえ、3位のセヴィージャはマジョルカとのアウェイ戦で0−0。勿論、3チームともライバルチームの結果は逐一ベンチに伝えられていたし、スタンドに詰め掛けるファンもラジオで他会場の結果を聞き続けていただろう。

この88分の時点でそれぞれの勝ち点は75、マドリーは73、セヴィージャは71でバルサがマドリーを抜き首位に立ったのである。このまま試合が終われば、最終節を残し、バルサが一気に優位に立つ、そう思われたわずか2分後。エスパニョールのタムードが同点ゴールを決める。その瞬間、マドリーの選手達は喜びを爆発させ、サラゴサのホーム、ラ・ロマレーダではあたかもマドリーが優勝を決めたような騒ぎに。

タムードのこのゴールで再びマドリーとバルサは勝ち点73で並び、直接対決で勝るマドリーが首位に立った。

as02

as紙はこの一連の出来事を『奇跡』と表現し、バルサから光りを失わせ、マドリーに夢の続き見せるゴールを決めたタムードに憚ることなく感謝の意を表現したのである。

一方のバルサは、もはや優勝の可能性は潰えたかのよう。

SPORT

SPORT紙の一面には『リーガを放棄した』の見出しが書かれ、『マドリーのつまづき(引き分けたこと)を利用できず、ライカールトのチームはチャンピオンになるチャンスを掴み損ねた』

さらに『まだ最終節を残しているとはいえ、バルサに残された可能性はごくわずかだ』
『あとは奇跡を祈るのみ』と、悲観的。

ライカールト監督の「リーガを面白くすることができなかった」と記者会見で語った消え入りそうな声こそが、バルサを取り巻く全てを表していたのは事実であり、「もはやマドリーの躓きを望むしかない」とラポルタ会長が語ったように、半ば白旗を挙げている状態。

対照的にマドリーのラモン・カルデロン会長は試合終了後、「まだ我々がチャンピオンになったわけではない」という言葉とは裏腹にピッチに降り、マドリディスタたちと笑顔を弾けさせていた。

マドリーのそれはもう優勝したかのような雰囲気なのだが、優勝にもっとも近いところにいるというだけで、バルサとは同勝ち点差、さらにセヴィージャともわずか勝ち点2差というのが現実だ。

「マドリーの選手達の気持ちは分かるけど、何かを勝ち取る前に騒ぐのは危険だよ」サラゴサのディエゴ・ミリートの言うとおりである。

浮き足立っているマドリー、希望を捨てかけているバルサ。個人的にもっとも不気味なのが虎視眈々と狙うセヴィージャである。


バルサの07/08シーズン用ユニフォームは記念もの。

FCバルセロナの07/08シーズン用のユニフォームが一足お先にお披露目されました。

バルサ新ユニフォーム

肝心の写真がかなり見づらいですが、来シーズン用のユニフォームのコンセプトは、バルサのホームスタジアム、カンプ・ノウ50周年記念。1957年に建立されたカンプ・ノウは今年でちょうど50周年の節目となります。

今シーズン(06/07)からの最も主要な変更点は、真ん中にazul(青色)の帯を配したこと。その両サイドにはgranate(えんじ色)の帯。さらに、両袖それぞれにはazul granateの2色が復活(今シーズンのものは右袖にえんじ色、左腕に青色)。胸の部分には今シーズンに引き続き、『unicef』のロゴが入ります。

バルサのチームカラーはアスルグラナ(青とえんじ)です。ユニフォームのデザインももちろんこの2色をメインとして成されます。だからでしょうか、50周年記念とはいうものの、これまでのものとあまり代わり映えしないんですよね。

さらにここ数年の各スポーツメーカーのユニフォームの流れはデザインよりも機能性を重視したものになっていて、特にこのバルサとメーカー契約を結んでいる会社はそれが顕著で、どうもシンプルすぎるきらいが。そして、何チームとも契約を結んでいるせいで、どのチームもデザインは瓜二つで色が違うだけといったものばかり。

まあ、初期の頃のJリーグまでとは言わないまでも、もう少しデザインもクラブの個性を出してほしいかなと。ユニフォームやスパイクを愛でるのが好きな者としては物足りないですね。今の流れは。

襟もないからカントナのような選手も見なくなったし。

さて、話は逸れましたが、来シーズンのユニフォームは完成しました。このユニフォームに袖を通す選手は果たして誰でしょうか。リーグ戦終了後、サッカーのまた違った楽しみ方が始まります。

ベティスへの圧力は本当にあったのか?

先日、RFEF(スペインフットボール協会)会長アンヘル・マリア・ヴィジャールによるベティスへのなんらかの圧力があったのではないかというLFP副会長ハヴィエル・タバス氏の告発を取り上げたが、翌日の31日のMARCA紙ではベティスGKコントレーラスが冗談や皮肉ともとれなくはないが、「イタリア以外では起きていない」という理由で、今シーズン前にサッカー界を揺るがしたユベントス他の八百長事件の調査を要求した。

MARCA

さらにMARCA紙は怪しいと思われる3つの判定を挙げている。

1:セルタVSベティス(5月27日)戦での93分にセルタに与えられたPK
2:ベティスVSヒムナスティック(5月19日)戦での88分にヒムナスティックに与えられたPK
3:エスパニョールVSベティス(1月22日)戦、2−2の状況でエスパニョールに与えられたPK

この3つのPKはどれも決勝点となり、ベティスは敗れている。もう一度リプレイを見返してみると、たしかに厳しい判定のようにも映る。が、しかし、それはこうして挙げられると、どうしても疑いの目で見てしまうから、公正に欠ける部分はある。

しかし、ベティス監督ルイス・フェルナンデス監督も「審判たちは誠実だと思うよ。だが、セルタ戦が奇妙だったのもたしかだ」と語り、さらにはプラティニUEFA会長の名前を出し、「プラティ二という男は、全てのチームが平等であることを好む男だ。それにアンヘル・マリア・ヴィジャールよりも上の人間だ。もし、私に話を聞いてくれれば、嬉しいんだがね」とコメントし、UEFAによる調査の必要性を説いた。

とはいえ、もしもなんらかの圧力がかかっているというのが事実だとして、ベティスだけがその標的であるとは考えにくい。

まだまだ疑惑の域を出ないこの問題。今のところ、各マスコミの姿勢は静観の構えといったところだがそれが単なるベティスのやっかみで終わるのか、はたまたもっと根の深い問題に発展してしまうのか。






ヴァレンシアCF、キケ・サンチェス・フローレス監督の哲学とは?

キケ・サンチェス・フローレス(以下、フローレス監督)がヴァレンシアCFの指揮を執り始めてからまだ2年。現役時代はDFとして活躍し、引退後はレアル・マドリーの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせる。その後2004-2005シーズンからは1部リーグに初めて昇格したヘタフェの監督に招聘されると、降格候補の筆頭格に挙げられていたチームを13位と好順位に導く。その手腕を買われ、2005-2006シーズンにはかつて選手としてもプレーしたバレンシアの監督に就任した。

今シーズンも35節を終え、首位FCバルセロナとの勝ち点4差の4位につけ、優勝争いを演じている。

リーガを3節を残し、これからの戦いは一層、各監督の手腕が問われることになるだろうこの時期、果たしてフローレス監督は何を考えているのだろうか。

今回はMARCA紙に掲載されていた、フローレス監督の5つの哲学を紹介。

1:「今の我々は胸を張ることなんてできない。そんな力も権力もなければ、そのような義務もない。それがエリートであることの責務だ。トップに立ったとしても、そのことを楽しむのではなくて、目的を果たすことを考えるべきなんだ。」

2:「安定感を持続させることは容易いことではないが、その全てのベースは競争力にある。チャンピオンの座を争い、チャンピオンになることだけに意味があるのが、リーガやカップ戦などの大会だ。それらの競争に参加できなかったり、敗北を味わうことほど最悪なものはない」

3:「私はライバルチームにどう挑むか以外のこと、例えばライバルたちの日程などには全く興味がない。ただ、もしもリーガの最後の最後で嬉しい驚きがあれば、それにこしたことはないけどね」

4:「今の我々は多くの怪我人を抱えているが、例えば、アルベルダやアングーロといった選手達はこれまでの試合でとても重要な役割を果たしてきた。たとえ、彼らの状態が芳しくないままであったとしても、大切な戦力であることに変わりはない。バリエーションが多いことに越したことはないからね」

5:「試合に、そして相手に挑む能力を身に着けなければならないし、試合から試合へのメンタルの持っていき方をチーム全体で共有し、それ以外の余計なことに時間を割かない。そしてその後に反省し、修正する。私にとってリーガの初戦か最終戦かということは重要ではないんだ」

父親は元レアル・マドリーの選手であり、まさにエリートの血を引くフローレス監督。その哲学は、毅然としており、完璧を求める。『競争力こそがベース』という考え方はもと元プロ選手であり、レアル・マドリーで監督業を学んでいたからこそだろう。

また、42歳と若く、ほんの10年前まで現役だったこともあり、選手達のメンタル面も熟知しており、試合へのモチベーションのもっていきかたも長けているのだろう。

今シーズンはフロント(主にカルボーニ、ダイレクター)との確執等も噂されたが、チャンピオンズ・リーグにも出場し、リーガでは不安定な時期もあったが、ここ最近もヴァレンシアは結果と内容の両面で安定感がある。

残り3試合、フローレス監督の哲学がヴァレンシアに栄冠をもたらす可能性は低くない。


ACミランの優勝をスペインではどう報じたか?

ACミランの優勝で幕を閉じたCL決勝は、スペインではどのような報じられ方をしたのか。

24日付けMARCA

MARCA紙の一面にカカーがビッグイヤーを掲げている写真と共に並ぶのは、“7”と“9”の数字。これはACミランとレアル・マドリーのCL優勝回数。ミランが7回でマドリーが9回。何を言いたいかというと、『7回目?こちとら9回も優勝してるんじゃ』ってこと。『まだまだ俺たちの方が・・・』と。

先日の観戦記でも書いたけれど、どうやら、スペイン人はイタリアをあまり好意的には見ていないようである。もちろん、全員というわけではないけれど、少なくとも周りのスペイン人たちはそう。おそらく、その逆もまた然りなのではないだろうか。

というのも、今年のCL決勝トーナメント1回戦、ヴァレンシアVSインテル・ミラノの一1戦で乱闘事件が起こった後、ある動画投稿サイトでその乱闘事件のハイライト映像のコメント欄で、スペイン人とイタリア人がもう見るに堪えない、子供の喧嘩レベルの言い争いを展開していたのである。

そういった経緯があるから、このMARCA紙の一面は妙に納得がいく。

24日付けMARCA02

1,2面ではマッチレポートが掲載されているのだが、『ピッポ(インザーギ)、7度目の栄冠をもたらす』と題字が打ってあり、一見すると祝福しているかのようだが、下のほうに小さく、しかし、しっかりと『ミランの優勝はアクシデントのようなもの』との囲み記事が。

曰く『今シーズン前、イタリアは大規模な八百長事件が発覚した。結局、ユベントスが最も重い裁定を下されたが、ACミランも関与していたのは事実である。だが、昨夜の光景を思い出してみてほしい。カップを掲げ、喜びを爆発させていたのはミランだった』

とはいえ、CL決勝記事をメインで扱った(といっても、4面足らずであったが)MARCAはまだ良い方。asやMUNDO DEPORTIVO、SPORTに至っては一面ですらなかった。

他人(ライバル)の幸せを祝いはするけれど、そこに悔しさがあるのもまた事実。

単なる自己顕示欲なのか、負けず嫌いか、スペインとイタリアの関係性。これは非常に興味深いテーマなので、今後も注目する価値はある。

最後にもうひとつCL関連記事を紹介。

24日付けMARCA03

やはり一騒動あったようで、約5000人のチケットを持っていないリヴァプールファンがアテネにやってきており、決勝戦が行なわれていたその時、市街地の方では両チームのファン同士が派手に暴れたそうである。

さらに、偽造チケットも出回っていたようで、販売とチケット転売行為の容疑で3名が逮捕されている。1人は28歳のイギリス人で、イタリア人サポーター向けのツアー会社に対して偽造したチケット50枚を、総額5万8000ユーロ(約約950万円)で販売。残る2名はフランス人で、リバプール・サポーターに対し、定価140ユーロ(約2万3千円)のチケットを600ユーロ(約9万8千円)での販売を試みていたそうである。

そして驚くことに裏取引での最高額が5000ユーロ(約82万円)。客観的に見て、あの試合にそれだけの価値があったかは甚だ疑問だけれど、「それだけの額を払ってでも」というその気持ちは分からないでもない。

とはいえ、サッカーはとっつきやすい庶民のスポーツだったはずなのではなかっただろうか。

アテネでの決戦に挑むスパニッシュ・アーミー、インタビュー

ついにCL決勝が明日に迫ってきました。そこで今回はリヴァプールのあるスペイン選手のインタビューを紹介します。

今年の1月にデポルティーボ・ラコルーニャからリヴァプールに移籍した23歳のDFアルバーロ・アルベロア。現代サッカーは複数のポジションをこなせることが求められるなか、DFならどこのポジションもそつなくこなすユーティリティープレーヤーです。いかに戦術家のもラファ・ベニテス監督が好みそうな選手です。

アルバーロ・アルベロア

−君はまだリヴァプールに来たばかりだけど、ベニテス監督のやり方に何か驚いたことはある?

:とにかく試合前の準備が細かいこと。たとえば対戦相手の分析、今までの監督もいつもビデオを使って分析していたけれど、ラファ(ベニテス監督の愛称)は別格だね。とことん相手の欠点を探り、そこを突くプレーを要求するんだ。

−では、アンチェロッティのチーム(ACミラン)のビデオは何回ぐらい見た?

:少なくとも1本以上。

−ミランの選手で注意すべき選手は?

:そんなの簡単でしょ。カカーだよ。

−では、リヴァプールの選手で仲が良いのは誰?

:スペイン人以外なら、ピッチを離れても一緒にいるのはマスチェラーノだね。同じスペイン語を話すし、2人ともこのチームに来たばっかりだから。

−今シーズンが始まる前、君はレアル・マドリーの選手だった。それからデポルに移籍して、今はアテネ(CL決勝が行なわれる)にいる。こんなこと想像してたかい?

:全く。デポルとは5年契約を結んでいたし、マドリーは50%の所有権も持っていたんだ。マドリーがその権利を放棄するなんてことも考えてなかったし、本当にデポルを出て行きたいとも思っていなかった。でも、電車は走り出さなければならなかった。

−そして、今はリヴァプールにいる。そのリヴァプールの欠点とかはある?

:リヴァプールの欠点か・・・家族と離れていること。それからイングランドの風習。夕方の5時にはほとんどのお店が閉まるんだよ!!家に閉じこもるしかないんだよ!!

−それじゃあ、17時以降は何をしているんだい?

:特には。シエスタ(スペイン流お昼寝)をとったり、必要なものを買出しに市街地に出たり・・・そうそうCANAL+(CS放送)を持ってるから、リーガ・エスパニョーラの試合はかなり観てるね。それにラファ・ナダル(スペインのテニスプレーヤー)の試合とかも。

−CL決勝のチケットは何枚ぐらい頼まれたの?

:結構たくさん。だけど、家族は来ないんだよ。というのも、アテネ行きの飛行機もホテルも軒並み埋まっててね。そうだね、10〜15枚は貰えそうかな。

−話題は変わるけど、最も優れたクラブはどこだと思う?

:ここ以上のクラブは見たことがない。アンフィールドの雰囲気はちょっと、言葉では言い表せないほどすごいよ。相手チームを圧倒するそんな力がある。これはとても重要なことだと思う。

−最後に誰かとアテネでの勝利を約束した?

:僕がプレーするかも分からないんだよ(笑)。だけど、悔いだけは残したくない。

非常に短いインタビューだったのでしょうがいないですが、もっと突っ込んだ話が訊きたいですね。特にベニテス監督の戦術論とか。

それから、イングランドに行ったスペイン人選手達はほぼ全員、イングランドのお店の閉店時間のことを言いますね。あと天気。まあ、22時から夕飯で23時から飲みに出歩いて、街が活気づくような国ですからね。スペインは。

それから、CLのチケットはやっぱり貰えるんですね。しかも10枚以上も。羨ましい。

というわけで、“スパニッシュ・アーミー”ことリヴァプールは2年越しのビッグイヤー獲得なるのか。決戦は明日。

セビージャ、エスパニョール凱旋&マドリー、あるトルコ人選手に興味!?

UEFAカップ決勝から一夜明けた17日午後、セビージャとエスパニョールの両チームはそれぞれ帰国。

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セビージャの選手たちを乗せた飛行機には『CAMPEON(チャンピオン)』の文字が早速、記され、19時に本拠地であるセビージャに着いた後は、デル・ニード会長が宣言したとおり、セビージャを流れるグアダルキビル河を選手達が船に乗って凱旋。そして、現地時間24時30分現在、目的地であるサンチェス・ピスファン(セビージャのホームスタジアム)に未だ到着していない。約6時間の間、祝祭は続けられていることになる。

セビージャの街はチームカラーである真っ赤に染まり、沿道にはセビジスタがびっしり。セビージャにもう1チームある愛するベティスが完全に蚊帳の外なのが何よりも悔しい。

おそらくセビジスタたちはベティスのことを完全にあいてにしてないだろう。憎まれるよりも忘れられること、相手にされないことの方が何倍も悔しい。

一方のエスパニョールも本拠地であるモンジュイック・スタジアムに到着。こちらも多くのファンが詰めかけていたが、彼らは声を枯らして「チャンピオン!チャンピオン!お前らは俺たちの立派なチャンピオンだ!誇りだ!」と叫んでいた。そんな彼らの中をデ・ラペーニャがタムードが目を真っ赤に腫らし、溢れ出すものを抑えきれない姿は、見ているこちらがギュッと胸を締め付けられるようだった。

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なかでも、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間から、それこそ人目もはばからず泣きじゃくり、インタビュースペースでも震える声で「僕たちは全てを出し切って、全精力をかけて戦ったんだ。この試合に全てを賭けて・・・それも10人になっても諦めることなくだよ。それでも届かなかった・・・PKは運だから・・・僕らには運がなかったんだよ・・・」と振り絞りながら語ったルイス・ガルシアが印象的だった。

彼はファンの声を聞くと、また顔をグシャグシャにして泣きじゃくっていた。

陸上トラックがあるモンジュイックに代わる、サッカー専用の新スタジアムの建設も控えているエスパニョール、来シーズンのUEFAカップ出場は難しいかもしれないが、あのファンと流した涙が必ずや報われることを祈るばかりだ。

最後にレアル・マドリー関連のニュースをひとつ。

17日のas05

レアル・マドリーはトルコリーグのフェネルバフチェに所属するトゥンジャイ・サンリ(25歳)に興味を示しているとのこと。トゥンジャイは今シーズンいっぱいでガラタサライとの契約が切れるため、来シーズンは移籍金ゼロで移籍可能。今週の土曜日にも両チームの関係者がコンタクトを取る模様。

とはいえ、トゥンジャイにはマドリー以外にもビジャレアルとオリンピアコスも興味をしめしており、既に両チームは具体的なオファーを提示しているようだ。