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  • 2007.12.13 Thursday
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主役のいない闘牛場〜ロンダ中編〜

ロンダ2日目、11時起床。ロンダでの滞在時間はあと半日しかないというのに、随分に呑気である。昨晩、スーパーで買った値段だけ高い簡単な夕食をさっさと済ませ、明日の本格的な観光に備えるべく、12時には床に就いたというのにだ。

12時には確かに床に就いた。しかし、それからがまずい。僕と友人Kはどちらからともなく、中学時代の友人の近況などを話し始め、「へ〜」「あ、そ〜う」「なに!?結婚!?」などと話しているうちにどんどん盛り上がっていき、たまに社会情勢や日本経済へと話は脱線したものの、気づけば中学時代の馬鹿話や初めての出会いの衝(笑)撃さなどで腹を抱えて笑い転げていたのである。

もうそれこそ何十回と話したはずなのに、会えば何度でも話してしまい、爆笑してしまう。例えそこがスペインのロンダという街だって変わらない。むしろ、忘れていたほど。

あれだけ疲れていたのに結局、3時間以上も話し込み、寝たのは4時前。11時起床も当然。でも、それでいいし、それがいい。それでこそこの旅の意味があるというもの。

さて、荷物をフロントに預け、近くのBARでこの旅の日課となったコーヒーを啜る。僕はコーヒーに対して全く拘りはないのだが、友人Kが・・・うるさいうるさい。カフェ・モカがお気に入りらししいのだが、スペインで味わうコーヒーは彼を満足させてくれないらしい。一口啜って、必ず首を捻る。でも、必ず全部飲み干す。大人になったな。友人K。

ロンダ出発予定は17時。「まだ5時間もある。余裕、余裕」で満場一致した僕らは闘牛場が見学できるということで、崖っぷちや橋の前に闘牛場に寄り道することに。それにしても、サッカー場と闘牛場は本当にどこの街にもある。

青い空、白い闘牛場

1階席

「おお〜」。中に入った瞬間、感嘆の声を上げる。円形の闘牛場と青い空。きれいなのだ。実際にマタドールと牛が闘う場に足を踏み入れるも、闘牛からイメージされる獰猛さや血なまぐささ、勇敢さといった類のものは一切感じられない。やはり、主役がいないだけで、こうも変わるものなのだろうか。

ここから牛が・・・

牛が登場する通路。ここからはいくばくか感じる。

ここから牛が・・・02

さらに牛がその出番を待つ小さい牛舎へ歩を進めると、ますます感じる。死を。牛たちはここで死を待っているのだ。

続いて2階席へ。

2階席へ

スペインは細かいところに凝ったデザインをしたりする。この階段もそう。

凝ってます

こんなところでも楽しませてくれる。粋な演出。

闘牛場

闘牛場のチケットは日陰席と日なた席で大きく2種類に分かれている。安いのは日なた席。理由は単純。暑いから。

静かに観戦

で、ここがおそらく日陰席。スペインで唯一、実現できなかった闘牛観戦を惜しむかのように、友人Kはしばらく席に座って、闘牛場を眺めていた。頭の中では自分がマタドールになって・・・るわけないか。こいつはそういう奴じゃないものな。

しばらくしたら、撮影会の開始。いい歳した男2人が、闘牛のお約束のポーズを連発しながら、写真を撮りまくる。

「はい、ここで牛が迫って来た!!っていう体で」とか、「いや、もっと怯えた表情だろ」とか・・・。他にも観光客がいたけど、間違いなく誰よりも楽しんでいたね。ゲラゲラ笑いながら。

闘牛場を後にし、次はちょっとした展示室へ。

頭蓋骨

入ってそうそう。牛の頭蓋骨。

歴代の牛たち

今度は剥製。よく見ると、耳がない。これは牛もマタドールも素晴らしい闘いをした証拠。獰猛で迫力満点の牛を美しく仕留めたマタドールに対して観客は白いハンカチを振り、その歓声やハンカチが多いと主催者が判断すれば、褒美として、仕留めた牛の耳をもらえるらしいのだ。

話は逸れるが、サッカースタジアムで振られる白いハンカチは非難を意味し、闘牛場で振られるそれは賞賛を意味する。どちらも“降参”や“参った”ではあるが、正反対を意味するのだから面白い。

銛と剣

そして、これが、牛の脊髄に刺す銛と剣。銛には抜けないように、しっかり返しがついている。

銛はマタドールの助手が1頭につき2本刺し、剣は“真実の瞬間”と呼ばれ、闘牛に「優雅な美しい死」を与える、その時にマタドールが使う。しかし、1剣で死を与えることは非常に難しく、何回も刺しているとなぶり殺しの感があり、"ブーイング"を誘うらしい。できるマタドールは1発で仕留める。

牛と衣装

衣装も美しい。

歴史に名を残した牛

おそらく歴史に名を残すほどの勇ましさを見せた牛の像(名前は忘れたけど)。

ポスター

ポスター02

ポスター03

ぽすたー04

ポスターのデザインもなかなか洒落ている。

牛VS犬

昔は犬VS牛のブル・ファイトも開催されていたようだ。

スペインに興味を持ち始めた頃、僕は闘牛が嫌いだった。「なぜ、公衆の面前で牛の公開処刑をスペイン人は喜ぶのか」と。「生き物を殺めるなんて」と、まあ、よく聞く理由によって。

しかし、何度かテレビでその映像を目にする度に、闘牛好きのスペイン人に解説してもらう度にだんだん見方が変わってきた。今では牛を獰猛で勇ましく、マタドールを美しいとさえ思う。

そもそも僕も友人Kもプロレスや格闘技、ボクシングが大好き。闘う姿に惹かれるのだ。闘いというものを憧れを持って見ているのだ。1対1で(プロレスはたまに違うけど)肉体を精神を削り合う。それは生と死をイメージさせ、そこに美しさを見出す。

闘牛とて同じなのではないか。闘牛は生と死をより鮮明に表現される。

今はまだ漠然としか書けない。生で自分の目でその闘いを生と死を見ないことには。

もうすぐ闘牛のシーズンが始まる。その時に改めて書こうと思う。

さて、1時間以上かけてたっぷり堪能した闘牛場の次はお待ちかね、ロンダ名物へ。
それは今度こその後編で。今日も長くなりました。すみません。

え〜明日はEL CLASICO(F.C.バルセロナVSレアル・マドリー)。ヨーロッパを代表するダービー・マッチだというのに、試合前のニュースは両チームとも暗いものばかり。

とにかくスペクタクルな試合を。お願いします。

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  • 2007.12.13 Thursday
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  • 08:51
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